名称　高浪の池のエゾエノキ 　　　　（たかなみのいけのえぞえのき） 名称の典拠　なし 樹種　エゾエノキ 樹高　２０ｍ（注1） 目通り幹囲　５．７ｍ（注1） 推定樹齢　不明 所在地の地名　新潟県糸魚川市小滝 　〃　３次メッシュコード　５５３７−２６−９６ 　〃　緯度・経度　北緯３６度５４分５１．８秒 　　　　　　　　　　　東経１３７度４９分４９．１秒 天然記念物指定　なし 撮影年月日　２０２１年８月２１日 注1）「新潟の大杉と天然杉」による 　ＪＲ大糸線小滝(小滝)駅の南西３．８ｋｍほどの高原に「高浪の池」と呼ばれる小さな湖がある。 　高浪の池には、湖畔を巡る遊歩道があり、キャンプ場等の施設もある。緑が豊富なことは言うまでもない。大駐車場も完備。近隣に住む人はもちろん、遠くから訪れる人も多い人気のスポットだ。（自家用車以外のアクセスが困難なため、決して大観光地ではないが） 　その大駐車場の北端近くに左図のエゾエノキが立つ。 　低い位置で複数幹に分かれているため、離れて見るとそれほどの巨木に見えないのだが、近づいて見るとなかなか大きい。 　この季節は夏草が高く茂り、根元に立つには、ほんの少しだけ草薮を漕がなくてはならない。 　地際までしっかり見える位置まで達すると、根の一部がかなり顕著に板根化しているのが分かった。エゾエノキでときどき見る姿だ。 　単幹の巨木が持つようなインパクトに欠けるからか、このエゾエノキは「高浪の池」案内図にも環境省巨樹データベースにも載っていない。