ページタイトル:帝釈寺のケヤキ サイトのシンボル

画像:帝釈寺のケヤキ_1

画像:帝釈寺のケヤキ_2

画像:帝釈寺のケヤキ(キツネノカミソリ)
 ケヤキを囲んで咲くキツネノカミソリ
名称 帝釈寺のケヤキ (たいしゃくじのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 26m(注1)
目通り幹囲 9.6m(注1)
推定樹齢 700年(注2)
所在地の地名 秋田県南秋田郡五城目町馬場目字岩城
 
〃 3次メッシュコード 5940−71−01
 
〃 緯度・経度 北緯39度55分23.8秒
           東経140度08分27.4秒
五城目町指定天然記念物(1976年4月1日指定)
撮影年月日 2007年8月9日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)現地の案内板による





 馬場目川に沿って延びる県道15号(秋田八郎潟線)を走っていると、帝釈寺集落の辺りで、県道脇にすっくと立つ一本杉の姿が目に入る。そして、そこから南の山裾に目をやると、幅広の樹冠を戴いた大樹が見える。それがこの大ケヤキである。
 それもそのはず、大ケヤキの立つ場所は、廃寺となった帝釈寺の旧跡で、一本杉の場所は、その参道入口だったようだ。
 帝釈寺は廃されたが、その名が集落名に残り、跡地は帝釈寺農村公園に生まれ変わった。
 ところで、農村公園の名を耳にするようになったのは、最近のことのように思う(私が無知だっただけかもしれないが)。都市に公園が必要なように、農村にだって公園は必要だということなのだろう。
 たとえば、2005年10月1日施行の秋田県横手市農村公園等設置条例第1条には、「(前略)農村集落居住者に健康増進及び憩いの場を提供し、地域連帯意識の醸成を図るため(後略)」に設置するのだとある。ここは横手市ではないが、設置の意図は同様であろう。
 特にこの地は、もともと周辺に緑は溢れている。帝釈寺農村公園は、地域の宝物を中心に据え、景観を整えただけの小さな公園である。
 公園は小さいが、主人公は大きい。
 低い位置から、多数の大枝を四方に伸ばしている。しかもその殆どが健全で、たくさんの葉をつけている。背丈は低いが、9mを超える幹囲も、さすがに堂々たるヴォリューム感を覚えさせる。
 この環境にある故だろう。まだまだ大きくなるような印象を抱いた。
 
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