ページタイトル:平八幡神社の大サワラ ロゴ:人里の巨木たち

画像:平八幡神社の大サワラ(幹と並ぶ) 名称 平八幡神社の大サワラ
    (たいらはちまんじんじゃのおおさわら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 サワラ
樹高 26mほか(注2)
目通り幹囲 5.4mほか(注2)
推定樹齢 700〜800年(注3)
所在地の地名 宮城県気仙沼市川原崎
 〃 3次メッシュコード 5841−24−84
 〃 緯度・経度 北緯38度54分32.7秒
           東経141度32分49.7秒(注4)
宮城県指定天然記念物(1959年8月31日指定)
撮影年月日 2016年5月16日

注1)2006年1月31日に気仙沼市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記案内板による
注4)これは左図、右側のサワラの位置





 平八幡神社の参道両側に、計6本の大サワラが立っている。いずれもなかなかの巨木で、旧環境庁データでは4.00m〜5.35m(案内板では3.77m〜5.05m)。なかでは、最初に出会う左右の2本が太そうだ。
 サワラの自然植生としては、北上高地が北限らしい。もちろん標記のサワラは自生でなく、人の手で植えられたものだが、植生の北限に近いこの場所に、これだけの巨木が揃っているのは貴重だとして、天然記念物指定を受けたもののようだ。確かに、(北限かどうはは別にしても)これだけのサワラ巨木が密集する場所は、全国でもここだけではなかろうか。(推定樹齢は、神社創建期に植えられたとして算出されている)
 6本のサワラには折損枝も多く見られるが、全体としてみれば、樹勢は悪くない。
 しばらくは、みな揃って元気な姿を見せ続けてくれることと思われる。
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