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↑第一の大杉 ↓第二の大杉 |
名称 杉原神社の大杉 (すぎわらじんじゃのおおすぎ) 名称の典拠 なし(注1) 樹種 スギ 樹高 48m/51m(注2) 目通り幹囲 7.3m/6.4m(注2) 推定樹齢 伝承600年(注2) 所在地の地名 高知県高岡郡越知町越知丁 〃 3次メッシュコード 5033−21−46 〃 緯度・経度 北緯33度32分12秒 東経133度12分34秒 越知町指定天然記念物(1970年9月29日指定) 撮影年月日 2012年3月27日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による 越知町役場の西4kmほどのところに聳える横倉山(標高774m)には、平家物語で知られる悲劇の幼帝安徳天皇の墓があるとされている。 これは、安徳帝が壇ノ浦で入水せず、当地に落ち延び、ここで崩御したとする伝承に基づく。明治元年(1868)、当時の村長らの調査で発見された墓地跡は、宮内庁の管轄とされ、現在、「安徳天皇陵墓参考地」として保護されている。 その陵墓参考地をはじめ、平家宮、安徳水などを結んで、遊歩道もできた。ハイキングに訪れる人も多いらしく、山腹には広大な駐車場が設置されている。 大杉が立つ杉原神社も、その中にある。 文治3年(1187)勧請と伝えられ、かつては、もっと奥にある上ノ宮(現在の横倉宮)に対し中ノ宮と呼ばれていたが、昭和24年(1949)、杉原神社と改称した。(四国政経塾が運営する「四国ネット」を参考)(※) 杉原神社へは、第3駐車場から徒歩約400m。10分ほどで到着。 社殿の前には大杉が直立して並び、壮観を呈している。杉原の名のとおり、この一角はスギの占有地といった感じ。旧環境庁資料によれば、その数およそ20本。みな真っ直ぐ、行儀良く立っている。 そのなかの頭領と目される大杉の横に「大杉二株」と書いた標柱があった。巨杉たちのなかでも特に大きい2本を天然記念物に指定したということだ。 もちろん、抜きんでた2本は素晴らしいが、前述のように、むしろ多くのスギ巨木がこの狭い範囲に密集していることが、他所には見られない長所だと思われる。 ほかのスギたちも大切に見守り続けて欲しいと思う。 ※)NHK朝ドラ「らんまん」で横倉山が取り上げられたことを機に「四国ネット」を再度閲覧したら、社号の改称年次が明治4年(1871)になっていた。私が誤認したのか、その後訂正があったのかは不明。(2023/06/28追記) |
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