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名称 菅川のカツラ (すげがわのかつら) 名称の典拠 なし 樹種 カツラ 樹高 不明 (低い) 目通り幹囲 6.5m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 福島県郡山市湖南町福良字福良山 〃 3次メッシュコード 5640−00−06 〃 緯度・経度 北緯37度20分16.6秒 東経140度04分58.9秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2023年10月25日 樹名の菅川は猪苗代湖(いなわしろこ)に注ぐ川の名。 猪苗代湖は日本で4番目に広い湖で、周辺から集められた水は、いったん湖に蓄えられた後、北西端の銚子ノ口(ちょうしのくち、注2)から日橋川(にっぱしがわ)となって流れ出し、阿賀川(あががわ)に合流する。その後、只見川(ただみがわ)の豊富な水量を加えた阿賀川は、新潟県に入ると阿賀野川(あがのがわ)と名を変え、最後は新潟市で日本海に注ぐ。従って、この菅川も猪苗代湖も、一級河川阿賀野川水系の一部である。 左図のカツラの根元を菅川が流れる。ここでの菅川は、森に囲まれ、苔生す石を縫って流れる美しい渓流だ。 でも、時には暴れることもあるのだろうか。カツラの水面側の半面は、もともとそこにあった幹を失って、隠れていた部分をさらけ出しているように見える。 そう思うのは、樹皮の様子からだけではなく、全体の断面が極めて扁平だからでもある。かつては全周8mくらいの大カツラだったのではないだろうか。 隠津島神社に向かう途中、偶然目にした。 帰宅後、ネット上でこのカツラに関する情報を調べてみたが、何も見つからなかった。県道235号(羽鳥福良線)のすぐ近くに立つのだが、車窓からだと、ひょろっと伸びる上部しか見えないからかも知れない。 注2)阿賀野川は、福島・新潟県境付近で川幅を狭め、渓谷を作っている。その渓谷も「銚子の口」と呼ばれていて、ちょっと紛らわしい |
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