ページタイトル:菅沼のカツラ サイトのシンボル

画像:菅沼のカツラ

画像:菅沼のカツラ(幹と並ぶ)
名称 菅沼のカツラ (すがぬまのかつら)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 カツラ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 8.6m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 岐阜県飛騨市宮川町菅沼(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5437−41−27
 
〃 緯度・経度 北緯36度21分14秒
           東経137度13分17秒
岐阜県指定天然記念物(1977年11月18日指定)
撮影年月日 2007年11月4日

注1)飛騨市が少し離れた道路脇に設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)2004年2月1日吉城郡の4町村が合併して飛騨市誕生。旧行政区は吉城郡宮川町





 洞のカツラがある洞谷沿いの道を谷奥に向かってどんどん進み、峠を越えると、そのまま道なりに菅沼谷に入る。(宮川沿いの種蔵から、逆向きに谷を遡上する方が一般的だが)
 ところがこの日は、峠近くの池ヶ原湿原で、工事のため通行止め。迂回路らしき道があったのでそちらを進む。
 これが、乗用車にとってはひどい悪路。自転車並みのスピードでゆっくり走る。途中で、脇道から来た紅葉マークの軽トラックに、道が確かに菅沼に達していることを確認したので、もう安心。慌てることはない。紅葉マークの後塵を拝し、さらにゆっくり走る。ついには車影が見えなくなってしまった。
 そのうち、道は下りになり、石庭公園のところで、本来の道と合流する。菅沼のカツラはそこからもう少し下流側。
 車1台やっと駐車できるだけ、道が広くなった所に上記の標柱が設置されていた。
 カツラの立つ場所は、道よりかなり低い。川岸はかなり急斜面であり、まっすぐカツラに向かうのは危険だ。
 50mほど上流側に、カツラに至る小さな階段がある。これとて慎重に下りないと危ないが、それでもこちらの方がよほど安全である。
 上図はカツラの下側から撮影したもの。下図は横から。道以外は危険という表現が、あながち誇張でないことがお分かりいただけると思う。
 紅葉を愛でるにはちょっと遅すぎたようだ。殆どの落葉樹は既に葉を落としている。でも、ときおり差し込む日射しに、残った葉が輝いて美しかった。
 カツラはもう丸裸。朽ちつつある落葉がカツラ独特の芳香を漂わせていた。
 
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