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名称 洞のカツラ (ほらのかつら)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 カツラ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 16.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 岐阜県飛騨市宮川町洞テンノヲ(奥ヶ洞)(注3)
〃 3次メッシュコード 5437−41−68
〃 緯度・経度 北緯36度23分26.0秒
東経137度13分22.1秒
岐阜県指定天然記念物(1977年6月24日指定)
撮影年月日 2007年11月4日
注1)岐阜県教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)2004年2月1日吉城郡の4町村が合併して飛騨市誕生。旧行政区は吉城郡宮川町
宮川沿いに走る国道360号から東に折れ、洞谷に入る。ここからは洞谷の左岸側を、谷奥に向かって進む。人家も疎らな道だが、舗装はしっかりしている。(途中から道は右岸側に移る)
実は、2年ほど前に一度、この木に会いに来たことがあった。そのときは、水害で道路決壊のため、奥洞集落の1kmほど手前で通行止め。工事の人に頼んでその付近に車を置き、必要機材を背負って、徒歩で訪ねたのだった。標柱はすぐに見つけたが、しかし、肝心のカツラを見つけることが出来ず、その近くに尋ねる人もいないので、空しく引き返したのだった。
前回の轍を踏まぬよう、今回は1.5kmほど下流側の民家でカツラへの道を教えていただいた上での再訪問である。
わからなかったはずだ。カツラへの道など無いのである。公民館前に車を置き、向かいのお宅の裏手からカツラに向かった。距離はいくらでもないが、道からも公民館からも姿が見えない。
カツラは小さな沢の左岸、流れを見下ろすように立っている。根元には小さな祠。注連縄はないが、信仰対象であるようだ。
ちょっと時期が遅いのは承知していた。でも、もしかしたら黄色に色づく姿が見えるのでないかと、密かに期待していた。
残念ながらやはり遅すぎた。葉は全て散った後で、根元に厚く積もっていた。
化粧した姿を見ることは出来なかったが、これだけの体躯を見せつけられては、何も言うことはない。
十分に満足できた探訪であった。 |
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