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名称 北方文化博物館のフジ
(ほっぽうぶんかはくぶつかんのふじ)
名称の典拠 なし
樹種 フジ
樹高 −
目通り幹囲 1.6m(注1)
推定樹齢 150年(注1)
所在地の地名 新潟県新潟市江南区沢海(そうみ)2丁目(注2)
〃 3次メッシュコード 5639−51−92
〃 緯度・経度 北緯37度49分47.8秒
東経139度09分07.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年5月6日
注1)「にいがた観光ナビ」ウェブサイトによる
注2)2005年3月21日、新潟市に合併。旧行政区は中蒲原郡横越町(1996年11月1日までは横越村)
新潟市に河口を持つ二つの大河、信濃川と阿賀野川は、実は流路の一部が途中で繋がっている。それらを結ぶ川が小阿賀野川(こあがのがわ)である。(水は阿賀野川から信濃川に向かって流れる)
阿賀野川左岸、小阿賀野川が始まるところに流量調節のための樋門(ひもん)と、舟運のための閘門(こうもん)が設けられていて、地元ではそれらを総称して「満願寺水門」と呼んでいる。(ここは大合併前の新津市満願寺と横越町沢海の市町境だった)
標記の北方文化博物館は満願寺水門の北約800m、沢海集落の中央付近。
北方文化博物館は、かつて新潟県随一と称された豪農伊藤家の邸宅跡である。昭和の大戦後、全国で最初に開かれた私立博物館でもある。(要入館料)
建物や庭園、数々の収蔵品が当時の豪農の生活を偲ばせてくれるが、この日の私の目的はフジ。
蔓を伸ばすことが出来る面積が限られているので、全国の並み居る大フジに比べ、藤棚の大きさの点ではそれほど威張れはしないが、幹(蔓)の太さが凄い。その力強さは見事なものである。
なお、根元付近では蔓の巻き方が右巻きになっており、これはフジ本来の巻き方とは逆なのだが、花はまさしくフジ(ノダフジ)である。
思うに、ここに植える際、ある程度大きく(長く)なったフジ蔓を3本寄せて植え、それらがバラバラにならぬように捻りながら持ち上げて先端を棚まで誘導したのではないだろうか。そのときに捻った向きが本来の向きと逆だったのだが、3本は互いに束縛されているため自力で向きを修正することもならず、そのままの姿で大きくなったと思うのだがどうだろう。
植木職人が間違えたのか、それとも趣向でわざと逆向きに巻いたのかは不明だが。 |
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