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名称 高尾神社のケヤキ (たかおじんじゃのけやき) 名称の典拠 現地の標柱(注1) 樹種 ケヤキ 樹高 32m(注2) 目通り幹囲 5.7m(注3) 推定樹齢 500年(注2) 所在地の地名 栃木県那須烏山市曲畑(そりはた)(注4) 〃 3次メッシュコード 5440−70−37 〃 緯度・経度 北緯36度36分46.4秒 東経140度05分12.1秒 那須烏山市指定天然記念物(1985年9月27日指定) 撮影年月日 2023年9月25日 注2)市公式サイト「那須烏山デジタル博物館」による 注3)宮誠而さん提唱の「M式」を真似て計測 注4)2005年10月1日、那須郡内2町が合併して那須烏山市誕生。旧行政区は那須郡南那須町 市貝町から那須烏山市にかけて、「新宇都宮カントリークラブ」という名のゴルフ場があって、その北西部分が那須烏山市の曲畑地区に属している。 曲畑と書いて「そりはた」と読む。面白い読み方をするものだと思い、ほかの地名も調べてみたら、那須烏山市には曲田という大字もあって、そちらは「そりた」ではなく「まがった」と読む。 これら二つの大字は隣り合わせていて、土地利用の観点からは畑も田も両方同じように分布している。 地名の由来について何か面白い曰くがありそうに思うが、脱線ばかりしていられないので、ケヤキの話に移る。 ゴルフ場の西を通って小貝川左岸を北に向かう道がある。ケヤキが立つ高尾神社は、県道64号曲畑交差点から市道を北に500m強。市道に面して鳥居がある。 ケヤキは鳥居の横。神社に近づくにつれ、自然に目に入る。 神社の前面は、道路に向かってほぼ一定勾配の斜面となっているが、樹木が立つところだけ少し盛り上がった感じ。樹木が土留めの役をして流れてきた土を上部に溜めこむことと、根が太って地面を盛り上げることが重なってこうなったのだろう。 環境省の測定要項では、その上から1.3mの高さで幹囲を測ることになっているが、このような立地環境の場合は、樹木が生長すればするほど本来の太さと異なる数値になってしまう。それで、M式を真似て測らせてもらった。 測定値は573cm。環境省データ(及び那須烏山市データ)の4.8mと大きく違うのはそのためである。(大きな瘤があったので、大きめの数値になってしまった) どちらが実感に近いかは、ご自分でお感じになっていただければよいと思うが、何も環境省データにケチをつけるためにこんなことを書いたわけではない。(私自身、大いにお世話になっている) 記されたデータだけがインパクトの大きさを示しているわけではないと思うのである。 |
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