ページタイトル:勝願寺の地蔵けやき サイトのシンボル

画像:勝願寺の地蔵けやき(幹と並ぶ)

画像:勝願寺の地蔵けやき
名称 勝願寺の地蔵けやき
    (しょうがんじのじぞうけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 16m(注2)
目通り幹囲 6.3m(注2)
推定樹齢 伝承700年(注2)
所在地の地名 栃木県鹿沼市油田町(あぶらでんまち)
 
〃 3次メッシュコード 5439−65−27
 
〃 緯度・経度 北緯36度31分14.3秒
           東経139度42分42.3秒
栃木県指定天然記念物(1972年10月24日指定)
撮影年月日 2007年4月28日

注1)鹿沼市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による





 油田町は、思川(おもいがわ)とその支流大芦川に挟まれた地域。思川の向こうは旧粟野町である。
 県道15号(鹿沼足尾線)の北側に南摩小学校があり、そのグラウンドに接して、真言宗勝願寺の参道が延びている。
 地蔵ケヤキは、参道脇に立っている。
 奇妙な姿をしている。ずいぶん前に主幹を失い、ほんの樹皮だけで立っていたものが、樹皮が成長して、その端を内側に巻き込み、まるで幾本もの幹が絡み合うような姿になったという。
 根元の隙間に、赤い帽子を被った地蔵さんが見えるのがおわかりだろうか。ほかにもう1体あり、合わせて2体の地蔵様がおられる。
 その昔、このケヤキの空洞内で亡くなった母子がいたとのことである。せめてその霊を慰めたいと地蔵菩薩像が安置されたという。
 悲しい由来の名を持つケヤキなのだ。
 
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