ページタイトル:静神社のヤマザクラ 当サイトのシンボルマーク

画像:静神社のヤマザクラ 名称 静神社のヤマザクラ
    (しずじんじゃのやまざくら)
名称の典拠 なし
樹種 ヤマザクラ
樹高 20m(注1) 今はずっと低い
目通り幹囲 4.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 茨城県那珂市静(しず)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5440−53−94
 〃 緯度・経度 北緯36度30分06.2秒
           東経140度25分21.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年4月3日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版T」による
注2)2005年1月21日、那珂郡内の2町が合併して那珂市誕生。旧行政区は那珂郡瓜連町(うりづらまち)





 JR水郡線静駅の西方約1.5m。麓との標高差30mほどの丘の上に、常陸国二宮静神社が鎮座する。
 延喜式神名帳に載る古社で、鹿島神宮などとともに「名神大」と記されているらしい。
 常陸国一宮鹿島神宮とは古くからの関わりがあって、鹿島神宮境内には高房社として静神社が祀られ、また奥院建立に際しては、海路を運ばれた静神社の木が用いられたと伝えられているようだ。(静神社の公式ウェブサイトによる)
 静神社参詣は、私にとって今回が二度目。
 2007年の訪問では大ヒノキが目的だったが、その少し前に伐採された後で会えず、その時に紹介した大杉も、今回訪問時には姿が見えなかった。樹木も生物である以上、死ぬこと自体は当たり前と分かってはいても、やはり寂しい気持ちになってしまう。
 主幹を切断され、枝1本で生きているヤマザクラは、実は13年前とあまり変わりがない。
 元気よく見えたものが死に、瀕死と思えたものが元気に花を咲かせている。
 自然の機微の一端を窺い見た思いがした。
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