ページタイトル:城山公園のいちょう サイトのシンボル

画像:城山公園のいちょう(幹と並ぶ)

画像:城山公園のいちょう(全景)
名称 城山公園のいちょう
    (しろやまこうえんのいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 6.2m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 栃木県小山市本郷町1
 
〃 3次メッシュコード 5439−36−74
 
〃 緯度・経度 北緯36度19分09.3秒
           東経139度47分59.0秒
小山市指定天然記念物(1965年12月21日指定)
撮影年月日 2008年11月15日

注1)「とちぎ名木百選」中の1本であることを示す高札形の案内板
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による





 思川左岸の高台に、かつては祇園城(ぎおんじょう)が築かれていた。
 現在、城跡の一部が公園となり、市民に開放されている。いくつかの水平面が空堀で区切られ、空堀には橋が渡されている。散策して気持ちの良い公園だ。
 訪れたのは土曜の昼近く。しかし、厚い雲がどんよりと低く垂れ込める寒い日で、園内にはほとんど人影がなかった。
 イチョウは黄葉が始まったばかり。気の早い枝は黄に染まっているが、まだ殆どの枝は黄緑色。お化粧は進行中といったところ。
 イチョウは、祇園城落城の際、古井戸に身を投げた姫君の霊が乗り移ったと伝承されている。そのため、実を結ぶことがなくなったとも(案内板より)。昔の人は、イチョウが雌雄異株であることを知らなかったのだろうか。
 それにしても、飛騨国分寺のイチョウはじめ、イチョウに関わる伝説には、悲しい話が多いように思われる。乳柱を垂らすなど、なにやらおどろおどろしく見えなくもない枝ぶりが、悲劇を連想させるのだろうか。 
 
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