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名称 精子発見のソテツ (せいしはっけんのそてつ) 名称の典拠 天然記念物指定名称より(注1) 樹種 ソテツ 樹高 5.9m(注2) 目通り幹囲 10m(注3) 推定樹齢 400年(注2) 所在地の地名 鹿児島県鹿児島市城山町 〃 3次メッシュコード 4730−34−04 〃 緯度・経度 北緯31度35分39.8秒 東経130度33分07.9秒 鹿児島県指定天然記念物(2008年4月22日指定) 撮影年月日 2018年3月25日 注2)鹿児島県の公式ウェブサイト中、天然記念物の紹介ページによる 注3)外から見た限りでは、一株なのか、それとも複数株の寄せ植えなのかわからないのだが、全体を一株と見れば、周囲はこれくらいあるだろうと思われる(全くの目分量) クロガネモチ巨木がある照国公園には、もっと有名なソテツが植えられている。 案内板によれば、明治29年(1896)、東京帝国大学の池野成一カ博士が世界で初めてソテツの精子を発見した。その材料となったソテツがこのソテツなのである。(のち、このソテツの子株が東京大学に贈られ、小石川植物園に植えられているそうである) 同じ年、この少し前に平瀬作五郎がイチョウの精子を発見している。裸子植物の精子発見が相次いで日本人によってなされたということに、同じ日本に生まれたということ以外全く無関係な私も、何となく誇らしい気持ちがする。 いわば、このソテツは、植物生理学に於ける歴史資料なのである。 上記案内板が教育委員会でなく、鹿児島県立博物館によって記されていることも、それを物語っているのではなかろうか。 |
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