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名称 日吉神社のカスミザクラ
(ひよしじんじゃのかすみざくら)
名称の典拠 「新潟県の大桜」(注1)
樹種 カスミサクラ
樹高 不明
目通り幹囲 3.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県上越市塩屋新田
〃 3次メッシュコード 5538−52−80
〃 緯度・経度 北緯37度09分31.9秒
東経138度14分58.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年4月13日
注1)塩浦林也・正子編著、2017年1月15日刊行(非売品)
注2)「新潟県の大桜」による
北陸自動車道上越インターチェンジから直線距離で北西1.5kmほどのところが塩屋新田である。
周囲には春日新田、松村新田、藤野新田、三田新田等、「○○新田」の地名が多数。かつては関川右岸の後背湿地で、ヨシなどの繁るジメジメとした荒野だったと思われるが、戦国時代が終わり世情の安定を得て水田化が進んだのだろう。私が子供の頃は全くの農村風景が広がっていたように記憶する。
その後、近年になって大型商業エリアが出来、急速に宅地化が進みつつある。塩屋新田の家々も、ほぼ全てが新しい。
新しい家々に囲まれて日吉神社が鎮座し、境内に左図のカスミサクラがぽつんと立つ。
この桜のほか集落内には大きな樹木はないので、周囲に同類が見られないという意味で孤高の大桜である。
この日吉神社だが、2001年刊行の「上越市史 別編3 寺社資料一」に載っていない。同資料は合併前の旧上越市内の神社について497ページも割いている詳細な資料だが、それにないということは、かなり新しい神社である可能性が大きい。(それとも旧家の守護神として屋敷内に祀られていた?)
宅地化されるにあたり、一帯はすっかり更地にされたが、見事な花ゆえこの桜のみが残され、神社の桜とされたと勝手に思っているのだが、当たっているだろうか。
2022年は、高田公園の桜より4日ほど遅れて満開を迎えた。 |
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