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名称 塩ノ海共有墓地の山桜 (しおのかいきょうゆうぼちのやまざくら) 名称の典拠 矢祭町公報を参考にした(注1) 樹種 ヤマザクラ 樹高 不明 目通り幹囲 6.9m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 福島県東白川郡矢祭町茗荷(みょうが)字前沢(まえざわ) 〃 3次メッシュコード 5540−22−79 〃 緯度・経度 北緯36度53分50.0秒 東経140度21分51.2秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2023年4月10日 注2)矢祭町公報2013年4月号の「桜巡り」による 矢祭町の茗荷川と塙町の八溝川が町境の稜線を挟んで並走し、それぞれ深い谷を刻んでいる。 高圧送電線が稜線を越える場所が一ヶ所あって、その地点の矢祭町側は傾斜が緩く、起伏のある盆地のような地形になっている。そこが塩ノ海である。地理院地図にその名が見える。 茗荷川の谷から塩ノ海に向かって登って行くと、大きな山桜が自然に目に入る。花の季節ならば見落とすことはないだろう。いわばこの地のランドマークである。 道は山桜から少し離れた場所を通るが、はじめ山桜の下方を通り、そのままさらに走り続けると、今度は山桜の上に出る。車に乗ったままで上からも下からも見ることが出来るわけだ。 実を言うと、この日の桜探訪旅行の第一目的がこの桜だった。幹囲7mに迫ろうという桜にはそう簡単に出会えるものではない。 高原に立つヤマザクラだから、白河市の乙姫桜に比べて、少なくとも1週間以上は花が遅いだろうと考えて日程を設定したのだが、満開には間に合わなかった。「落花盛ん」というところ。ちょっと残念。 でもまだ十分に美しい。 遠隔地の小さな山里(失礼)の桜とはいえ、もっと有名であっておかしくない名桜だと思われた。 |
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