ページタイトル:下野八幡宮のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:下野八幡宮のイチョウ 名称 下野八幡宮のイチョウ
    (しものはちまんぐうのいちょう)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 イチョウ
樹高 42m(注1)
目通り幹囲 9.6m(注1)
推定樹齢 伝承800年(注2)
所在地の地名 宮崎県西臼杵郡高千穂町下野
 〃 3次メッシュコード 4931−02−94
 〃 緯度・経度 北緯32度44分42.1秒
           東経131度18分28.5秒
国指定天然記念物(1951年6月9日指定)
撮影年月日 2012年7月30日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)現地の案内板(高千穂町観光協会が設置)による





 下野八幡宮の参道石段の途中、左手に立つ大イチョウ。
 案内板には、次のようなことが記されてあった。
 参道入口の横、向かって左側に、道路より一段高い水平面がある。かつてここには、八幡神社の別当寺、鶏足寺(けいそくじ)があった。宝治元年(1247)、寛信(かんじん)和尚が開いた寺である。寛信自身もそうだったように、鶏足寺は盲目の僧が住持することが多かった。
 開山の寛信和尚は、三田井氏の本城「向山中山城」に生まれたと聞く。のち、比叡山延暦寺鶏足院に上った。修行を終えて帰郷する際、イチョウを持ち帰って植えたと伝承されている。それがこのイチョウだ。
 およそ、このような内容である。
 開山和尚の手植え説には疑問も残るが、イチョウは、鶏足寺の旧境内を覗き込むような位置に立っている。案内板には、盲目僧の弾く「琵琶の音を聞いて育ったイチョウ」だとも記されている。
 残念ながら、明治元年(1868)、鶏足寺は新政府の神仏分離政策で廃寺となってしまった(案内板より)。今は寺地跡に民家(?)が建っている。
 
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