ページタイトル:下大新田神明社のケヤキ 当サイトのシンボルマーク

画像:下大新田神明社のケヤキ(幹と並ぶ) 名称 下大新田神明社のケヤキ
    (しもおおしんでんしんめいしゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 6.3m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県柏崎市下大新田
 〃 3次メッシュコード 5638−04−78
 〃 緯度・経度 北緯37度23分42.3秒
           東経138度36分31.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年5月2日

注1)「新潟の大杉と天然杉」による





 JR越後線西中通(にしなかどおり)駅の北東1kmほどで国道8号から国道116号が分岐する(ここが国道116号の起点)。その分岐点の南東側、別山川(べつやまがわ)右岸に下大新田の神明社が鎮座する。
 現在の住所には下大新田のみがあって上大新田という住所は見当たらないが、北陸自動車道を挟んで南側に見える中田(なかだ)と与三(よそう)のあたりに上大新田があって、江戸時代には上下合わせて大新田村と呼ばれていたようだ。
 地理院地図で見ると、このあたりは東西を山に挟まれ、いくつもの小さな川が合流する場所である。昔は広大な湿地が広がっていたのだろう。
 政情が安定した江戸時代初期、そこが田に変わった。大新田というからには、よほど大規模な開発だったと思われる。開発を指揮した九郎右衛門なる人物に、高田藩が褒美として高20石を与えたと「白川風土記」に記されているそうである。(平凡社「新潟県の地名」を参考)
 ここに神明社が勧請されたのも、その頃ではないだろうか。
 ケヤキが植えられたのもその頃なのだろうか。
 幹の一部に大きな損傷があり、大きなサルノコシカケもくっついているが、目下の樹勢は悪くなさそうだ。
 左図で私の近くに見える低い枝に、普通のサイズと比べて2倍以上ありそうな大きい葉をどっさり付けていた。
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