ページタイトル:気毘神社参道の四本杉 ロゴ:人里の巨木たち

画像:気毘神社参道の四本杉(幹と並ぶ)

画像:気毘神社境内の中越地震復興碑
名称 気毘神社参道の四本杉
    (きひじんじゃさんどうのしほんすぎ)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 スギ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 7.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県小千谷市真人町(まっとちょう)芹久保
 〃 3次メッシュコード 5538−76−00
 〃 緯度・経度 北緯37度15分20秒
           東経138度44分52秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年10月8日

注1)神社名の読み方は地元の方に教わった
注2)「新潟の大杉と天然杉」による





 小千谷市真人町の若栃と長岡市小国町法末(ほうすえ)を結ぶ県道445号(法末真人線)沿いに、芹久保集落がある。
 平成16年(2004)10月23日午後5時56分、「新潟県中越地震」と呼ばれた内陸直下型地震が、集落の平和な暮らしを揺さぶった。集落の家々はすべて半壊以上の被害を受け、道路も途切れて、集落は一時孤立した。
 その際に気毘神社も壊れたのだろうか。現在、社殿や鳥居はない。(狛犬はある。御神体は地区の公民館に仮置きしてあるとのこと)
 多分、社殿があったと思われるあたりに石碑が建てられていた。平成21年(2009)、3世帯にまで減ってしまった芹久保の方々が力を合わせ、ここまで地域を復興したことを記念したものである。ここに残り、復興に力を尽くした方々は、以前に増して絆が緊密になったことだろう。
 標記のスギは、参道の途中に立つ。
 両側に植えられた杉が大きくなり、徐々に参道の幅を狭めていった。今では根の上を歩かねばならぬほどの状態である。向かって右に2本、左に2本植えられたうち、左の2本はもうかなり上の方まで融合している。上記の幹囲データはそちらのみの値である。
 くっついてはいないが、同程度のスギが右にもあるのだから、全体としての迫力はなかなかのものだ。
 それゆえ、勝手に「四本杉」と呼ばせてもらった。
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