ページタイトル:仙城院のスダジイ 当サイトのシンボルマーク

画像:仙城院のスダジイ 名称 仙城院のスダジイ (せんじょういんのすだじい)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 スダジイ
樹高 11m(注2)
目通り幹囲 4.9m(注3)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 新潟市西蒲区松野尾(注4)
 〃 3次メッシュコード 5638−57−50
 〃 緯度・経度 北緯37度47分57.5秒
           東経138度52分34.2秒
新潟市指定天然記念物(1976年3月9日指定)
撮影年月日 2020年3月7日

注1)天然記念物指定名称は「スダジイ(しいの木)」
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)地表面から1.3mの高さにおける幹囲を実測
注4)2005年10月10日、新潟市に合併。旧行政区は西蒲原郡巻町





 JR越後線越後曽根駅から西北西に約3.2km。松野尾集落内に真言宗智山派医王山仙城院がある。
 案内板によると、良寛(りょうかん、1758〜1831)や亀田鵬斎(かめだほうさい、1752〜1826)も逗留したことがあるらしい。境内には、その時詠んだという和歌と漢詩の碑がある。
 仙城院の門を入ってすぐ左に大きなスダジイが立つ。
 幹囲は5mにもう少しというところだが(実測491cm)、幹の姿に、いかにも老スダジイらしい威厳がある。樹勢も良さそうだ。
 スダジイ巨木の分布を見ると、日本海側では、能登半島を境に数が大きく変化する。能登半島より西(南)では多く見られるが、東(北)側では極端に数が減り、山形県・秋田県・青森県では環境省巨樹データベースの登録数もゼロである(2020年3月現在)。
 そのような観点から調べてみると、このシイは、本州日本海側で最も東(北)に位置するスダジイ巨木と言えるのかも知れない。(新潟市北区からも登録があるが、幹囲は3mを少し超える程度で、このシイとは比較にならない) 
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