|
|
|
名称 関所榎 (せきしょえのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エノキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 4.2m(注2)
推定樹齢 250年(注3)
所在地の地名 新潟県糸魚川市市振(いちぶり)(注4)
〃 3次メッシュコード 5537−35−72
〃 緯度・経度 北緯36度58分54.5秒
東経137度39分21.0秒
青海町指定天然記念物(1974年4月16日指定)(注4)
撮影年月日 2003年4月13日
注1)1974年4月に青海町教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)現地の案内板による
注4)2005年3月19日の合併で地名変更。旧行政区は西頸城郡青海町
市振は国境の集落である。西は越中国。
寛永年間(1624〜44)のはじめ、幕府は越後高田藩主松平光長に命じて、市振の関を築いた。有力な外様大名前田氏を牽制するためである。
ここは北アルプスが日本海に落ち込むところ。越後側には親不知の難所が控えている。親不知では、海岸平野部はないに等しい。北陸道はここで極端に収束している。
危うい波打ち際を避けて、舟で通過しようとする者もあったのだろうか。市振の関には、海上を監視する遠見番所も併設されていた。
関所は明治2年(1869)、新政府によって廃止されたが、このエノキは、関所の敷地内にあったものだという。
今は市振小学校校庭の中央に立っている。 |
|