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名称 六本杉の庚申杉 (ろっぽんすぎのこうしんすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 32m(注2)
目通り幹囲 5.9m(注2)
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 新潟県岩船郡関川村上関六本杉
〃 3次メッシュコード 5739−04−86
〃 緯度・経度 北緯38度04分20.9秒
東経139度34分43.1秒
関川村指定天然記念物(1980年11月17日指定)
撮影年月日 2003年8月3日(左の写真)
2010年11月14日
注1)関川村教育委員会が設置(設置年月不詳だが、1993年3月以降と思われる)。ただし、案内板に記されていた名は「六本杉の庚申スギ」とスギの部分がカタカナ。固有名詞は旧来の表記に従うべきだという私の持論から、標題は勝手に漢字に改めた。天然記念物の指定名称も「杉(庚申杉)」と漢字
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)現地の案内板による
荒川の支流大石川の左岸、荒川との合流点近くの川口橋から7〜800m遡ったところに庚申杉が立っている。山麓の見通しの良い場所だから、近づくと、その堂々たる姿が目に入る。
集落名が六本杉だから、昔は立派な杉の木が6本あったのかも知れない。慶長2年(1597)の「越後国絵図」に、既に六本杉の名が見えるというから、ずいぶん昔の話なのだろう。
案内板によると、上杉謙信の跡をついだ上杉景勝により、この地の古木の伐採を命じられた。しかし、この1本のみは青面金剛(しょうめんこんごう)の加護により伐採を免れたという。
ならば、樹齢500年ではちょっと若すぎるのでないかと思われるが、伝承にケチをつけるのは止そう。庚申杉の名もその伝承によることはもちろんである。 |
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