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名称 関堀の大銀杏 (せきぼりのおおいちょう)
名称の典拠 なし (注1)
樹種 イチョウ
樹高 33m(注2)
目通り幹囲 8.5m(注2)
推定樹齢 伝承1200年(注3)
所在地の地名 埼玉県比企郡ときがわ町関堀(注4)
〃 3次メッシュコード 5339−72−92
〃 緯度・経度 北緯36度00分02.3秒
東経139度16分26.3秒
都幾川村指定天然記念物(注4)
撮影年月日 2004年11月23日
注1)都幾川村教育委員会がイチョウの傍らに設置した案内板の名は、単に「大銀杏」となっていた。それでは少々味気ないので、私が勝手に大字名を冠した
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による
注3)案内板には、「大同2年(807)に植えられたと伝えられている」とあった。そこから伝承樹齢を計算した
注4)もとは比企郡都幾川村だったが、2006年2月1日、玉川村と合併して「ときがわ町」となった
都幾川村役場から県道30号(飯能寄居線)を南下してまもなく目にする大イチョウ。
立派な旧家の敷地内に立っているのだが、県道に面した部分は下草が刈られ、通行者からよく見えるようになっているばかりでなく、イチョウのすぐ傍まで行くこともできる。ご好意で、立派な文化財を公開して下さっているわけだ。
案内板には「代々当家の御神木として保護されてきた」ともあり、根元には小さな祠があった。守り神として崇敬されてきたイチョウなのである。
葉に水分を多く含むイチョウは、しばしば防火壁代わりに植えられる。このイチョウがどのような意図から植えられたものか、想像はできかねるが、元禄時代(1688〜1704)に2度、火災に遭遇したという。幹の割れ目に炭化した部分が見られるようだが、この家を守ることはできたのだろうか。
ちょうど葉が黄に染まりかける頃に訪れた。葉を多くまとっているため、幹の姿が見えないが、家の人に大切にされ、まだまだ元気な大イチョウである。 |
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