|
|
|
名称 九石のけやき (さざらしのけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 17m(注2)
目通り幹囲 7.5m(注2)
推定樹齢 800年(注3)
所在地の地名 栃木県芳賀郡茂木町九石(さざらし)
〃 3次メッシュコード 5440−61−73
〃 緯度・経度 北緯36度33分53.6秒
東経140度10分13.9秒
栃木県指定天然記念物(1956年6月15日指定)
撮影年月日 2007年4月29日
注1)栃木県教育委員会と茂木町教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
注3)上記案内板による
県道73号(御前山芳賀線)の柳田バス停近くで、県道から別れて南下する。九石集落の先、上後郷との境界付近の小さな峠の上に立つ大ケヤキ。県道からここまで700〜800m。
主幹を根元付近で失い、根株と枝から成る、ケヤキ老木独特の姿。小枝を多く付け、元気は良さそうだが、ヤドリギがちょっと気になる。こんなにたくさん着いたままにしておいて、ケヤキの樹勢に影響しないのだろうか。
案内板に次のような説明があった。
元禄11年(1698)にこの地が旗本梶川与惣兵衛照元の領地となって以来、領地を巡視する際には、この大ケヤキの下で休憩するのを常とした。そして、そのことがよほど気に入ったか、この地を「大木の下」と称すよう命じたという。
大木は「たいぼく」と読むのか「おおき」とでも読むのか知らないが、「下」は「もと」と読むのがよいだろう。文字の変遷はあったが、梶川氏の意向は、今もバス停の名に残っているわけだ。
九石は集落名である。「さざれいし」が転じて「さざらし」になったと想像する。ケヤキの名は集落名に因むものと思うが、所有者の名前も九石さんという。 |
|