ページタイトル:里山田のムクノキ 当サイトのシンボル

画像:里山田のムクノキ(幹と並ぶ) 名称 里山田のムクノキ (さとやまだのむくのき)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 ムクノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 5.9m(注3)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 岡山県小田郡矢掛町里山田(七日市)
 〃 3次メッシュコード 5133−74−47
 〃 緯度・経度 北緯34度37分18.2秒
           東経133度35分29.0秒
矢掛町指定天然記念物(1981年3月24日指定)
撮影年月日 2017年3月24日

注1)天然記念物としての名称は単に「ムクの木」だが、それでは他と区別がつかないので、地名を冠して呼ばせてもらうことにする
注2)矢掛町教育委員会が設置した案内板による(設置年月不詳)
注3)地表面から1.3mの高さにおける幹囲を実測





 井原鉄道井原線矢掛(やかげ)駅の南方約800m。小田川(おだがわ)右岸堤防道路の脇に立つムクノキ。小田川に架かる県道64号(矢掛寄島線)の弦橋(つるばし)を渡る際、上流側に見える。(脇見運転注意)
 かなり斜めに傾いて立っている。このような姿勢で立つ場合、傾きと反対側の根には強い張力が働くことになるので、幹につっかい棒をして、根の負担を軽減している。
 つっかい棒は人間のお節介だが、ムクノキ自体も、傾きと反対側に多く枝を伸ばし、バランスを保とうとしているようだ。
 もちろんムクノキが力学を理解しているはずはなく、明るい光を受けた葉に連なる枝が太っただけのことだが、自然の摂理とは実にうまく出来ていると思う。
 幹の内部は3mほどの高さまで空洞が出来ているということだが、背が低いことも幸いして、(突っかい棒が外れるようなことがなければ)倒壊の心配はなさそうだ。
 まだまだこの姿を見続けることが出来そうである。
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