ページタイトル:去川のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:去川のイチョウ(全景)

画像:去川のイチョウ(遠景)
名称 去川のイチョウ (さるかわのいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 11.2m(注2)
推定樹齢 800年(注3)
所在地の地名 宮崎県宮崎市高岡町内山(去川)(注4)
 〃 3次メッシュコード 4731−61−98
 〃 緯度・経度 北緯31度54分50.3秒
           東経131度13分33.0秒
国指定天然記念物(1935年12月24日指定)
撮影年月日 2012年8月3日

注1)旧高岡町教育委員会が設置(設置年月不詳)。その後「高岡町」を「宮崎市」に上書き
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)上記案内板による
注4)2006年1月1日、宮崎市に合併。旧行政区は東諸県郡高岡町





 国道10号を宮崎から都城に向かう。10号は、旧高岡町と旧高城町の境界付近まで、右岸、左岸を行き来しながら、大淀川に沿って進む。その境界線の一つ手前の集落が去川である。
 2009年3月までは、国道沿いに去川小学校があった。(訪問時も建物はそのままだった)
 その背後に独立した小山があるが、地形を見るに、かつてこの小山は北から延びた尾根の先端であり、大淀川は、そこをぐるっと迂回するように蛇行していたと思われる。
 去川のイチョウは、その蛇行跡を、国道から400mほど入ったところ。山裾に立っている。付近に背の高い木がないので、かなり手前から、樹冠がよく見える。
 江戸時代の薩摩街道(岡筋)は、イチョウの近くを通っていたらしい。今の国道10号より、かなり東寄りのルートを辿っていたようだ。薩摩藩主島津氏が整備したようで、参勤交代の際、このルートを通ったこともあるという。
 そんなこともあってか、このイチョウには、島津氏の祖、忠久(1179〜1227)の手植え伝説があるようだ。上記の推定樹齢はそこから計算したと思われる。(実際の樹齢はもっと若いのでないかと思う)
 
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