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名称 山王森大欅 (さんのうもりおおけやき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 7.3m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県糸魚川市水保字北山
〃 3次メッシュコード 5537−47−11
〃 緯度・経度 北緯37度00分57.2秒
東経137度53分18.7秒
糸魚川市指定天然記念物(1998年3月24日指定)
撮影年月日 2002年4月28日(上の写真)
2003年1月3日(中の写真)
2001年10月28日(下の写真)
2010年10月23日
2011年11月28日
注1)糸魚川市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
ふるさとの山、ふるさとの川があるように、「ふるさとの木」があるとしたら、この木ではないか。私にはそう思えてならない。最初に出会った時から、大欅は心の中にどっしりと根を下ろしてしまった。
私の住む町からは50kmほど離れているのだが、今までに何度会いに出かけたことだろう。その都度、雄大な姿を見ているだけで、心中のモヤモヤが消えてゆくのを感じた。
水田の端に低く土盛りをした上に立っている。「山王森」の名のとおり、日吉神社の管理下にあるが、「森」といっても、この木だけがポツンと立っている。
ここは、水保川が海川に注ぐところ。少しだけ谷が広くなっている。その谷のどこからも大欅が見える。人々は、朝な夕なに大欅の息吹きを感じながら生活してきたのだろう。この地の風景とは切っても切れない一員である。
単に地形の認識ポイントというだけでなく、ここを故郷とする人たちの心象風景の拠り所という意味でも、まさしく当地のランドマークなのではなかろうか。 |
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