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名称 阿弥陀寺のケヤキ (あみだじのけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 5.2m(注2)
推定樹齢 伝800年(注3)
所在地の地名 奈良県桜井市慈恩寺
〃 3次メッシュコード 5135−66−29
〃 緯度・経度 北緯34度31分12.3秒
東経135度52分00.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年7月25日
注1)保護樹木であることを示す案内板。奈良県が設置。(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による。環境省データベースには、2023年4月計測値として、樹高22m、幹囲605cm(水平断面を想定して測った?)の新しいデータが載っているのだが、私の実感と異なるので、古いデータを載せた
注3)上記、奈良県が設置した案内板による
長谷寺(はせでら)の方から流れて来た大和川(やまとがわ。初瀬川(はせがわ)とも呼ばれる)が平野に出る直前、三輪山(みわやま、467m)南麓の集落が慈恩寺である。
集落名は、お寺の名に因むのだろう。
「慈恩寺阿弥陀堂」という名前のウェブサイトによれば、お寺としての慈恩寺は、70mほど北方に鎮座する玉列(たまつら)神社の神宮寺で、南北朝時代には南朝方の支配下にあったが、南北朝の争乱で廃されたようだ。
ただし、阿弥陀堂のみ今も残っていて、本尊の阿弥陀如来坐像は桜井市指定文化財。
大ケヤキは阿弥陀堂の前。石垣上から道路に覆い被さるように身を伸ばしている。
根元を緑の苔に囲まれ、古木然とした姿に風情がある。
上記の推定樹齢から、阿弥陀堂とともに、このケヤキもかつての慈恩寺の忘れ形見とされているのだろうと思われる。 |
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