ページタイトル:桜木神社の御神木大杉 当サイトのシンボルマーク

画像:桜木神社の御神木大杉(幹と並ぶ) 名称 桜木神社の御神木大杉
    (さくらぎじんじゃのごしんぼくおおすぎ)
名称の典拠 現地の樹名板を参考に
樹種 スギ
樹高 35〜40m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注2)
推定樹齢 700〜800年(注1)
所在地の地名 奈良県吉野郡吉野町喜佐谷(きさだに)
 〃 3次メッシュコード 5135−47−41
 〃 緯度・経度 北緯34度22分15.4秒
           東経135度53分44.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2023年7月26日

注1)上記樹名板による。環境省データでは、樹高35m、幹囲5.5m、樹齢200〜299年(2000年のデータとしているが、内容は1988年報告値に同じ)
注2)境内面から1.3mの高さで幹囲を実測(注連縄のすぐ下)





 吉野川の支流の一つに喜佐谷川(きさだにがわ)がある。大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)の一座青根ヶ峰(あおねがみね、858m)の北斜面に発し、象山(きさやま、407m)の東に深い谷を刻んだ先で、本流の吉野川に合流する。川床は岩で、水は清く、ところどころに淵を作っている。
 「象の小川(きさのおがわ)」と呼ばれることもあるようだ。その名の通り大きな川ではないのだが、案内板によると、大伴旅人(おおとものたびと、665〜731)など万葉歌人に愛されたという。(注3)
 合流点から600mほど上流、右岸に桜木神社が鎮座する。
 祭神は大己貴命(おおなむちのみとこ)・少彦名命(すくなひこなのみこと)・天武(てんむ)天皇の3柱。
 案内板によると、桜木神社には天武天皇がまだ大海人皇子(おおあまのおうじ)だったときの伝説があるそうだが、詳細は省略する。
 左図の大杉は、拝殿前の平面に立つ。
 いわゆるオモテスギのタイプで、姿勢正しく直立。
 姿に面白みは無いが、これだけ徹底して直立を貫くと、小気味良さを感じなくもない。
 桜木神社に至る道は狭いのだが、参詣者専用駐車場(と公衆トイレ)があるのが嬉しい。

注3)大伴旅人が都を離れたときに詠んだ歌に「昔見し象の小河を今みればいよよ清けくなりにけるかも」[万葉集巻三・316雑歌]がある(Wikipediaより)
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