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名称 佐土原のヤマモモ (さどわらのやまもも)
名称の典拠 「ひむかの巨樹マップ」(注1)
樹種 ヤマモモ
樹高 6m(注2)
目通り幹囲 6.2m(注2)
推定樹齢 400年(注3)
所在地の地名 宮崎県宮崎市佐土原町西上那珂(注4)
〃 3次メッシュコード 4831−03−33
〃 緯度・経度 北緯32度02分06.6秒
東経131度25分19.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年8月2日
注1)宮崎県林務部の企画編集により、鉱脈社から刊行
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記「ひむかの巨樹マップ」による
注4)2006年1月1日、宮崎市に合併。旧行政区は宮崎郡佐土原町
東九州自動車道西都インターから国道219号を南下すると、城山トンネルの先、下村川右岸高台に、工業団地「宮崎テクノリサーチパーク」がある。
その内部、宮崎県工業技術センターの向かい側に公園があり、そこに、このヤマモモが立っている。公園には駐車場もあるので、車で訪ねるには便利だ。
しかし、もとからここに立っていた訳ではない。
「ひむかの巨樹マップ」によれば、工業団地の造成前、ここには遠く霧島山を望む小さな山があった。その山にヤマモモは根を下ろしていた。根元には小さな祠があり、旱魃(かんばつ)の時には雨乞いの神事が行われたという。
ところが、工業団地造成で、山が削られることになってしまった。なんとかヤマモモだけでも助けたいと、地元の熱意によって、今の場所に移植されたというのが経緯らしい。
こんなに立派なヤマモモが失われずに済んで良かった。地元の方々の愛情を受けて、ヤマモモは元気そうである。
根元にはやはり水神様の小祠がある。
先端技術の隣りで行われる神頼みの雨乞いを見てみたいと言ったら叱られるだろうか。 |
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