ページタイトル:龍蔵寺のカツラ 当サイトのシンボルマーク

画像:龍蔵寺のカツラ(幹と並ぶ) 名称 龍蔵寺のカツラ (りゅうぞうじのかつら)
名称の典拠 なし
樹種 カツラ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 8.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県東蒲原郡阿賀町向鹿瀬(むかいかのせ)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5639−43−39
 〃 緯度・経度 北緯37度41分50.7秒
           東経139度29分10.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年9月19日

注1)「新潟の大杉と天然杉」による
注2)2005年4月1日、郡内4町村が合併して阿賀町誕生。旧行政区は鹿瀬町





 旧津川町中心部の北で、南から流れて来た支流の常浪川(とこなみがわ)が本流の阿賀野川(あがのがわ)に合流する。その合流点に割って入って聳えるのが麒麟山(きりんざん、191m)である。津川と言えば麒麟山と言うくらい、この地方ではお馴染みの山だ。
 その北東では、大きく蛇行する阿賀野川を挟んで、赤崎山(あかさきやま、372m)と黒崎山(くろさきやま、503m)の2峰が向かい合っていて、左図のカツラが立つ真言宗豊山派九鏡山龍蔵寺は、赤崎山から見ると東、黒崎山から見ると南にあたる。JR磐越西線が寺のすぐ前を通る。
 龍蔵寺の創建は応永3年(1396)。開基は法印範海。墓地には、かつて近くにあった草倉銅山(くさくらどうざん。鉱山業で成功した古河財閥の祖古河市兵衛が最初に入手した鉱山)関係者の墓が多く、数百基を数えるという。しかし、現在はほぼその全てが無縁墓となってしまっているようだ。(新潟県仏教会「新潟県寺院名鑑」)による)
 カツラが立つのはお寺に向かって右。生活道路の横。
 訪問時現在、グーグル・ストリート・ビューの画像ではカツラの手前に車庫があって幹を隠しているが、その後、車庫は撤去され、カツラがよく見えるようになった。
 株立ちのカツラなので、単幹樹に比べれば巨木感に劣るかもしれないが、寺院境内のカツラとしてはなかなかの規模である。
 樹勢が良さそうなので、まだまだ大きくなることだろう。
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