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名称 柳徳寺の桂 (りゅうとくじのかつら)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 カツラ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 6m(注2)
推定樹齢 480年(注3)
所在地の地名 宮城県栗原市若柳川南町浦(注4)
〃 3次メッシュコード 5841−11−10
〃 緯度・経度 北緯38度46分06.2秒
東経141度07分38.0秒
栗原市指定天然記念物(1963年3月25日指定)
撮影年月日 2016年5月14日
注1)旧若柳町教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)まったくの目分量
注3)上記標柱の側面にこう書いてあった
注4)2005年4月1日、栗原郡内の10町村が合併して栗原市誕生。旧行政区は栗原郡若柳町
旧若柳町中心部、若柳中学校の東北東300mほどのところに、曹洞宗鳳凰山柳徳寺がある。
寺の東側と南側は広大な墓地。境内と南側墓地の間には道路が1本通っていて、その道路脇に天然記念物のカツラが立っている。
天然記念物となったのは昭和38年(1963)。それから50年以上を経ての訪問である。主幹を途中で失い、樹形が散漫になってしまったのも、仕方がないことなのだろう。
カツラの葉は、落ちて腐朽し始める(?)頃、一種の芳香を発する。そのため、地方によっては「お香(こう)の木」と呼ばれたりする。
自然界では流水の近くを好んで生長するカツラだが、時々お寺の境内で見かけることがある。私は、この芳香をよしとして人の手で植えられたのではないかと思っているのだが、柳徳寺ではどうなのだろうか。
カツラの近くに古い石仏等が集められていた。
この一事だけでも、カツラが大切に思われていることがわかるような気がする。 |
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