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画像:蓮着寺のヤマモモ

画像:蓮着寺のヤマモモ(幹と並ぶ)

画像:蓮着寺のヤマモモ(全景)
 1本の木で森を成す勢い

画像:蓮着寺本堂
 蓮着寺本堂
  名称 蓮着寺のヤマモモ (れんちゃくじのやまもも)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ヤマモモ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 8.6m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 静岡県伊東市富戸(ふと)
 
〃 3次メッシュコード 5239−21−50
 
〃 緯度・経度 北緯34度52分57.4秒
           東経139度07分50.9秒
国指定天然記念物(1999年1月14日指定)(注4)
撮影年月日 2002年12月26日

注1)文部省が設置(設置年月不詳だが、国の指定を機に設置されたと思われる)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)「日本随一」と書かれた、現地の案内板による(設置年月・設置者とも不詳だが、多分、所有者の蓮着寺が国指定後に設置したもの)
注4)1993年3月26日に静岡県指定天然記念物となり、さらにその後、国指定天然記念物となった





 案内板によれば、ヤマモモは、日本では暖地の海岸近くに自生する常緑高木。城ヶ崎から浮山にかけての一帯は、昔から群生地として有名だったようだ。根に根瘤菌が共生するため、痩せた土地でもよく育つのが特徴。雌雄異株で、雌木は夏に径1〜2cmで暗紅紫色の甘酸っぱい実をつける。
 それにしても、すばらしく太いヤマモモである。地上0.8mで3本に枝分かれし、目通りはそれぞれ4.2m、3.2m、2.5mある(注6)。
 ヤマモモは蓮着寺(れんちゃくじ)本堂前に立っている。参道を登って行くと途中から見えてくるが、1本で森を成す勢いである。樹勢も良い。
 俎岩山(そがんざん)蓮着寺は法華宗陣門流の霊跡寺院。日朗門下の正乗院日云(にちうん)上人が開創したと伝える。約21万坪の境内には、日蓮上人が伊豆に流された際の俎岩(まないたいわ)の霊跡が含まれる。日
上人がいた俎岩の霊跡ゆえ、俎岩蓮着寺である。
 霊跡もさることながら、広大な境内には、このヤマモモをはじめ、クロマツ、ツバキなど巨木が多い。自然が多く残された境内である。

注6)これらの数値は、1994年に伊東市教育委員会が刊行した「伊東の文化財」(非売品)による
 
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