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名称 蓮台寺のしだれ桜 (れんだいじのしだれざくら) 名称の典拠 「名桜・古桜・一本桜」 樹種 エドヒガン 樹高 不明 目通り幹囲 4.8m/3.6m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 長野県長野市若穂綿内 〃 3次メッシュコード 5438−72−31 〃 緯度・経度 北緯36度36分44.2秒 東経138度16分11.4秒(注2) 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2022年4月16日 注2)これは上図の個体の位置 仁王門のしだれ桜の次は、蓮台寺本堂に向かう。 蓮台寺のフルネームは越智山九品院蓮台寺。京都東山の根来山智積院(ちしゃくいん)を本山とする真言宗智山派の古刹である。 開基は「越の大徳(こしのだいとく)」と称えられた泰澄(たいちょう)。天平9年(737)、東に聳える妙徳山(みょうとくさん、1294m)を開いて白山の神霊を祀り、蓮華台に見立てた根守山中腹に別当寺を建てて阿弥陀九品仏を安置したのが蓮台寺の始まりとされているようだ。近郷の人々からは「九品仏(くほんぶつ)さん」が訛った「くんぶっつぁん」と呼ばれて親しまれているそうである。(郷土出版社「探訪・信州の古寺」による) 鐘楼門の手前で左を見ると、2本の大きなシダレザクラが見える。鐘楼門の近くをはじめ、境内のあちこちにシダレザクラが散見されるが、この2本は群を抜いて大きい。 左下図に見えるのがそれだが、2本は性質が異なり、右の方がかなり花色が濃い。樹齢についても、右の方がかなり先輩だと思われる。 右側の桜のすぐ横を自動車参道が通っていて、右の桜から20〜30mほど先にも、目分量で幹囲3m前後の桜がある。これがシダレザクラとしては三番手だろうか。 曇天を恨みつつ、仁王門に始まって、次々に現れるシダレザクラには大満悦。 撮影している途中、本格的なグライダーが何度か上空を横切って行った。 この曇り空では上昇気流の発生も期待外れだったことだろう。機上でもきっと曇天を恨んでいるのだろうなと思うと、見知らぬ操縦者になんとなく親しみを覚えた。 |
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