ページタイトル:蓮台寺仁王門のしだれ桜 当サイトのシンボルマーク

画像:蓮台寺仁王門のしだれ桜 名称 蓮台寺仁王門のしだれ桜
    (れんだいじにおうもんのしだれざくら)
名称の典拠 「名桜・古桜・一本桜
樹種 エドヒガン
樹高 不明
目通り幹囲 3.4m(注1)
推定樹齢 450年(注2)
所在地の地名 長野県長野市若穂綿内
 〃 3次メッシュコード 5438−72−32
 〃 緯度・経度 北緯36度36分47.1秒
           東経138度16分20.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年4月16日

注1)実測値
注2)「名桜・古桜・一本桜」による




 上信越自動車道須坂長野東インターの南方1.5kmほどのところに、妙徳山(みょうとくさん、1294m)に向かって緩やかに登る幅300mほどの広い谷がある。
 谷口の大柳(おおやなぎ)集落から、谷の西側の道を500mほど登ると、生活道路の交差点に突然仁王門が現れる。西に400mほど離れた山裾のお寺、真言宗智山派越智山九品院蓮台寺の仁王門だ。
 案内板によると、仁王門の落成は平成2年(1990)。同一文中に、仁王門は明治42年(1909)に参詣者が献灯した火が移って焼失したともあったので、80年越しの宿願が叶っての再建と思い込んでしまったが、1996年に第1刷が刊行された「探訪・信州の古寺」に、萱葺きの仁王門の写真が掲載されている。その間をつなぐ別の仁王門があったようなのである。誤解を招きそうな案内板だ。
 新しい仁王門の手前、右手にシダレザクラが立つ。
 樹齢は450年とされているらしい(もっと若いように見えるが)。だとすれば当然、明治の火災を経験しているはずだ。ひとわたり眺めてみたが、痕跡らしきものは見つからなかった。火災から百年以上を経て、すっかり自己修復が済んだということなのかも知れない。
 花を愛でるには訪ねるのが少し遅かったようで、「落花盛ん」というところ。花色も褪せがちなのが残念。
 ところで、地図で見ると、蓮台寺とその一つ前に訪ねた蟹原神社とは、菅平の方から延びてきた尾根を挟んで背中合わせのような形。両者間の直線距離は1km強。標高はほぼ同じなのだが、蟹原神社の桜がほぼ葉桜だったのに比べ、こちらはまだなんとか鑑賞できる状態。こちらの方がかなり開花が遅いようだ。蓮台寺が北に口を開く谷の途中にあり、日差しが制限される上に、谷に沿って山から冷気が流れ下ってくるからだろうか。
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