ページタイトル:近江地蔵堂のシイ 当サイトのシンボル

画像:近江地蔵堂のシイ

画像:近江地蔵堂付近から五ヶ瀬川を見る
 五ヶ瀬川の眺め
名称 近江地蔵堂のシイ (おうみじぞうどうのしい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 16m(注1)
目通り幹囲 7.2m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 宮崎県延岡市北方町角田(注2)
 〃 3次メッシュコード 4831−64−74
 〃 緯度・経度 北緯32度33分52.9秒
           東経131度32分54.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年7月31日

注1)「みやざき巨樹の道」の著者池田隆範氏が運営するサイト「ひむかの国の巨樹・古木」による
注2)旧行政区は東臼杵郡北方町。2006年2月20日、延岡市に合併





 旧延岡市と旧北方町の境界付近で、北から流れてきた曽木川が五ヶ瀬川に合流する。合流点は落合と呼ばれ、そのまま地名となることも多いが、当地では落合でなく吐合(はきあい)というようだ。
 吐合集落から曽木川を渡ったところは、曽木川と五ヶ瀬川に挟まれた山の尾が五ヶ瀬川に向かってわずかに突き出た岬のような地形で、先端部は、水面に向かって急な崖を作っている。
 遠い昔、近江国(滋賀県)から流れてきた地蔵像の一部の木片が、海を漂い、さらに五ヶ瀬川をここまで遡って来て、吐合の村人に拾われたという。
 村人たちは、粗末に扱うことは出来ないと思い、岬の上に小堂を建てて木片を祀った。それが近江地蔵の由来だとか。
 近年、国道218号が岬の根元を通過することになって、根元が削られた岬は、独立した小山のようになった。
 国道から小山の地蔵堂に向かって延びる参道の途中に、このスダジイが立っている。
 
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