ページタイトル:乙姫神社のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:乙姫神社のイチョウ 名称 乙姫神社のイチョウ
    (おとひめじんじゃのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.4m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 熊本県菊池市旭志弁利(注2)
 〃 3次メッシュコード 4930−36−59
 〃 緯度・経度 北緯32度57分50.4秒
           東経130度52分18.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2011年8月1日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2005年3月22日、菊池市に合併。旧行政区は菊池郡旭志村





 「水神木」の脇の細い道を上ってくると乙姫神社の前に出る。
 大イチョウは参道石段を登った先、向かって左手。ちょうど境内平面の縁に位置し、半身を平面に、半身を斜面に置いている。単幹の雌株。幹に多数の小さな瘤を付けているのが珍しい。
 イチョウについての伝説はないようだが、姫井という集落名、そして乙姫神社については言い伝えがある。
 阿蘇の乙姫様がこの地に来たとき、水神木の根元の湧水がいたく気に入り、眺めていた。と、突然川が増水し、姫を飲み込んでしまった。村人たちは大慌て。そんななか、どこからともなく大ナマズが現れ、姫を背に乗せ、岸まで連れてきた。そのような伝承である。
 姫が飽かず眺めていたという湧水は「乙姫様の化粧水」と呼ばれ、今は合志川の川原に湧出している。
 この水を使うと、乙姫様のように肌がきれいになるそうである。
 
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