ページタイトル:八所神社のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:八所神社のイチョウ(幹と並ぶ)

画像:八所神社のイチョウ
名称 八所神社のイチョウ (はっしょじんじゃのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 不明
目通り幹囲 10.4m(注1)
推定樹齢 伝承800年以上(注2)
所在地の地名 新潟県阿賀野市折居(注3)
 〃 3次メッシュコード 5639−62−25
 〃 緯度・経度 北緯37度51分22.6秒
           東経139度18分51.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年8月19日

注1)地上1.3mの高さにおける、やや細いひこばえも含めた株立ち全体の外周を実測
注2)源恒重(みなもとのつねしげ)が植えたとする伝承あり
注3)2004年4月1日、隣接する4町村が合併して阿賀野市誕生。旧行政区は北蒲原郡笹神村





 五頭山(ごずさん。912.5m)西麓を南北に走る国道が290号。
 その290号を北に向かい、笹神大橋で折居川を越えると、折居集落である。集落の向こうは、もう新発田市(しばたし)。
 八所神社は、国道から東に400mほど入ったところ。本殿の後方に、大イチョウが立つ。
 向かって左の部分が本体である。この部分だけで言えば、5.5〜6mというところだろうか。そのひこばえがやや右側に偏して、何本も立っている。
 ひこばえは、かなり太く育った古いものから、ごく最近の細いものまで多数。密集して立っているものだから、個々の太さを計測するのは不可能。仕方がないので、やや離れて立つものも含めて、カツラを測定するときのように、全体の外周を測ったところ、10.4mもあった。(左上図の人物の身長は145cm。全体の規模がお分かりいただけるのでないだろうか)
 地元に住む長谷川さんという方から、偶然、お話を伺う機会を得た。
 イチョウの由来については、次のようなお話だった。
 源頼朝から敵視され奥州に逃れる義経を追って来た源恒重(みなもとのつねしげ)が、当地で病いを得てしまった。快癒祈願のため、恒重が植えたのが、このイチョウだと当地では伝えられているという。
 集落から見て、川を挟んだ背後の山は権現山(239m)である。山頂には奥の院があり、神社の前から山道が続いている。(山頂には、上杉家のお家騒動である御館の乱の際、景勝側の砦が築かれたこともある)
 今は、集落の人も権現山と呼んでいるが、祭礼の際に神主さんが唱える祝詞では、源恒重に因んで恒重山(こうじゅうさん)の名で呼ばれているとか。
 長谷川さんが、「あくまでも言い伝えだよ」とおっしゃるので、「その時代には、まだ文書にイチョウらしき題材が登場せず、イチョウの渡来はもっと後世だとする説が有力なようですが」と異を唱えると、「どうやら、そうらしいね」と笑い飛ばされてしまった。
 裏側から見ると、株立ちの姿がよく分かる(下図)。幹の部分だけを見ると、まるでカツラのようだが、全体としてボリューム感はなかなかのものである。
 何故か、環境省巨樹データベースからは抜け落ちている。
 
ボタン:新潟県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る