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名称 乙宝寺のスギ (おっぽうじのすぎ) 名称の典拠 なし 樹種 スギ 樹高 25m(注1) 目通り幹囲 5.2m(注1) 推定樹齢 300年以上(注2) 所在地の地名 新潟県胎内市乙(きのと)(注3) 〃 3次メッシュコード 5739−13−42 〃 緯度・経度 北緯38度07分11.5秒 東経139度24分12.4秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2023年8月26日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による 注3)2005年9月1日、北蒲原郡内の1町1村が合併して胎内市誕生。旧行政区は北蒲原郡中条町 県北の古刹真言宗智山派如意山乙宝寺を訪ねた。寺伝では、天平8年(736)、聖武天皇の勅願で行基菩薩と婆羅門僧正が建立したと伝える。 乙宝寺公式ウェブサイトには、『婆羅門僧正は名を菩提僊那(ぼだいせんな)と言って印度より渡来した高僧で、その際に釈尊の両眼の舎利を請来』『右眼のお舎利は日本へ渡来する前に中国へ渡りお寺を建ててそれを納め』左眼の舎利は当寺に納めて供養した。『釈尊の両眼の舎利を二ヵ寺、甲と乙に分けて御供養したことから彼の国のお寺は「甲寺」、此の国のお寺は「乙寺」と名付け』た。その乙寺(きのとでら)が現在の乙宝寺である。…と、そんなことが記されている。(後白河上皇から「宝」の一字を賜ったとも) また、猿が写経を頼みに来たという話も有名で、ここには詳しく記さないが、興味のある方は「乙寺 今昔物語」で検索してみて欲しい。 左図は、参道脇、大日堂(本堂)の手前に立つスギ。 双幹の大杉で、合体木かどうかは不明。幹囲ではこれが境内で一番大きい。 二番手は三重塔(国重文)近くに立つ単幹のスギ。 三番手は六角堂近く。これも単幹。 ほかに市指定天然記念物のオオバガシ(アカガシ)もあり、整った伽藍を眺めながら境内を歩くのも楽しい。 基本的に入山無料だが、宝物殿の拝観のみ有料(御守授与処で申し込む)。 |
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