ページタイトル:大矢谷白山神社のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:大矢谷白山神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 大矢谷白山神社のスギ
    (おおやだにはくさんじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 不明
目通り幹囲 5.9m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福井県勝山市平泉寺町大矢谷
 〃 3次メッシュコード 5436−04−15
 〃 緯度・経度 北緯36度01分09.0秒
           東経136度33分44.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年11月6日

注1)高地側地表面から1.3mの高さで幹囲を実測





 大野市との境界近く、九頭竜川(くずりゅうがわ)の小さな支流である弁財天川の上流に位置する集落が大矢谷である。
 集落から東に少し離れて白山神社が鎮座する。(地理院地図に神社マークなし。グーグル地図に表示あり)
 社殿近くに、今にも転がり出しそうな丸い大岩がある(「少し大きめの画像」に写真あり)。この大岩のゆえに、知る人ぞ知る神社のようだ。
 勝山市と勝山市ジオパーク推進協議会が連名で設置した案内板によれば、この岩は大小の角礫と固化した火山灰から成る凝灰角礫岩で、かつて今よりもっと大きかった経ヶ岳の山頂部が崩落し、まるで雪崩(なだれ)のように高速で流れ下った際に運ばれてきた岩塊だとのこと。その証拠に、今の保月山(ほづきやま、1272m)山頂部を構成する岩石と特徴が一致するそうである。(崩落が起きたのは数万年前のこと。斜面を転がる間に丸みを帯びたのだろうか)
 さて、大杉である。
 大杉は境内の入口付近、鳥居の近く。
 立ち上がってじきに大小数本の幹に分かれている。(2株の?)合体木かも知れない。植林された杉のような整った姿でなく、気ままに生きてきたという感じ。
 地際で大きく根を広げる力強さが良い。
 ネット上でこの神社の記事を拝見すると、大岩への言及はあるが、大杉に関してはほぼ無視されているようだ。
 岩屋の大杉西光寺の大杉がある勝山市にあって、市民からあまり気に留められていないようなのが可哀想である。
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