ページタイトル:大白川守門神社のケヤキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:大白川守門神社のケヤキ
 ↑第一のケヤキ ↓第二のケヤキ
画像:大白川守門神社のケヤキB
名称 大白川守門神社のケヤキ
    (おおしらかわすもんじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 25m(注1) 今はもっと低い
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 新潟県魚沼市大白川(注3)
 〃 3次メッシュコード 5639−01−11
 〃 緯度・経度 北緯37度20分46.6秒
           東経139度08分10.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2016年6月15日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)地上1.3mの高さにおける幹囲を実測
注3)平成16年(2004)11月1日、北魚沼郡の7町村が合併して魚沼市誕生。旧行政区は北魚沼郡入広瀬村





 大白川は破間川(あぶるまがわ)と守門川(すもんがわ)の合流点に出来た集落である。
 北に守門岳(すもんだけ、1537m)、東に浅草岳(あさくさだけ、1585m)と険しい山が行く手を阻む。
 今でこそ、近くをJR只見線が通り、自動車を利用すれば遠くに出かけるのもそう不便ではないが、昔は大変だった。「新編会津風土記」に、「此地本郡東北の山奥にて四方に高山連り最窮僻なり、纔(わずか)に東西の二方に通ずるのみ」と記されたほどである。
 集落の中央付近に大白川体育館があり、その南に守門神社が鎮座する。
 境内のケヤキ4本が環境省巨樹データベースに登録されているが、最大でも幹囲データは4.4m。遠隔の地にあることもあって、食指は動かなかった。
 ところが、「新潟の大杉と天然杉」のOさんによると、もっと大きいらしい。行って、確かめてみることにした。
 Oさんの情報は正確だった。幹囲の実測値は505cm。水平に長く伸びる根が珍しい。
 3.9mとされた2番手のケヤキも、今は(目分量で)4.5mを超えていそうだ。こちらは石垣の縁で根を大きく発達させて踏ん張っている。
 4本とも境内の周縁部に立つことから、土留めのために植えられたのではないかと想像する。
 ずいぶん速く成長するものだ。

※2020年3月25日、いつも貴重な情報を下さる長岡市のAさんがこのケヤキを見に行かれたところ、ちょうど伐採の最中だったということで写真を送って下さった(感謝)。切株の写真には空洞が全く見られず、伐採の理由が分からない。とにかく残念な事である。(2020/03/29追記)
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