ページタイトル:大汝牟遅神社の御神木 当サイトのシンボル

画像:大汝牟遅神社の御神木(幹と並ぶ)

画像:大汝牟遅神社の御神木
名称 大汝牟遅神社の御神木
    (おおなむちじんじゃのごしんぼく)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 22m(注1)
目通り幹囲 11.2m(注1)
推定樹齢 1000年以上(注2)
所在地の地名 鹿児島県日置市吹上町中原東宮内(注3)
 〃 3次メッシュコード 4730−22−08
 〃 緯度・経度 北緯31度30分52.7秒
           東経130度21分01.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年7月29日

注1)高橋弘さんのWEBサイト「日本の巨樹・巨木」による
注2)(神社が設置した?)案内板による
注3)2005年5月1日、日置郡内4町が合併して日置市誕生。旧行政区は日置郡吹上町





 旧吹上町役場の北方700ほどのところに大汝牟遅神社が鎮座する。
 主祭神はもちろん大汝牟遅命(おおなむちのみこと)。因幡の白兎の昔話に登場する大国主命と同一神である。(「おおなむち」は「大己貴」と書くことが多い)
 のち島津氏始祖忠久(1227没)が、鎌倉の鶴岡八幡宮から八幡神(応神天皇)を勧請して合祀。明治になるまでは大汝牟遅八幡神と称して、島津氏の厚い尊崇を得たようだ。神社の賽銭箱には丸に十字の島津宗家の家紋が描かれていた。
 今は加世田の竹田神社の祭神となった島津忠良(1493〜1568)も信仰を寄せ、加世田城を攻める際、みごと落とすことができたなら、毎年流鏑馬(やぶさめ)を奉納することを誓ったという。毎年11月23に行われる流鏑馬神事は、それを起源としている。この流鏑馬は、1981年に県無形民俗文化財指定を受けた。(案内板より)
 参道を進むと、拝殿の手前左右に、イチョウが2本立っている。願掛けの御神木で、向かって右のイチョウには女性が、左のイチョウには男性が願い事をする。幹に手を当て、心に強く願い事を念ずると、神徳を得ることが出来るそうだ。
 標記の大クスノキは向かって右手。境内の端に立つ。半身は境内からはみ出している。(下図は、外の道路から見た様子)
 このクスノキも、願い事を叶えてくれる御神木とされている。心に強く念じたあと、幹を優しく3回撫でながら、それを声に出して唱える。また、その手で自分の悪い所を撫でるのも御利益があるそうである。
 
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