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名称 大森のアラカシ (おおもりのあからし)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アラカシ
樹高 37m(注2) 実際はこれほど高くない
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 岡山県新見市哲多町宮河内(注3)
〃 3次メッシュコード 5233−33−34
〃 緯度・経度 北緯34度57分00.2秒
東経133度25分53.1秒
新見市指定天然記念物(1978年6月1日指定)
撮影年月日 2022年3月30日
注1)旧哲多町教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)岡山県緑化推進協会刊「新 岡山の巨樹老樹名木」による
注3)2005年3月31日、新見市に合併。旧行政区は阿哲郡哲多町
本郷川左岸の本郷小学校から直線距離で北西に約2.2km。地理院地図に見える標高382mの小山(山名不詳)の西側の小さな谷に左図のアラカシが立つ。
谷の西縁に沿って奥に向かう小道があり、200mほどで一軒のお宅の前に出るが、アカラシが立つのはその少し手前、右手の竹藪の中。小道の横に案内板があったので分かったが、そうでなかったら恐らく見逃していただろう。(ただし案内板の所から直登するのは止めた方がいい)
上記のお宅に見学許可をお願いしたところ、ご親切にもご主人が近くまで案内して下さった。家からアラカシの近くまで踏み分け道が出来ている。「近頃はイノシシが出て困る」とおっしゃっていたとおり、あちこちに地面を掘り返した跡が残っている。
株立ちのアラカシで、根の一部が大きな石を掴んでいる。樹姿が荒々しく、全体のボリューム感も十分。
なかなか立派なアラカシなのだが、一部の幹に腐朽菌らしきキノコが繁殖しているのが気になる。全体に広がってしまう危険はないのだろうか。
これだけ立派なアラカシは全国に数少ない。
失われてしまうようなことがなければいいが。 |
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