ページタイトル:大椋神社の大榧 ロゴ:人里の巨木たち

画像:大椋神社の大榧(幹と並ぶ)

画像:大椋神社の大榧
名称 大椋神社の大榧
    (おおくらじんじゃのおおかや)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カヤ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 5.1m(注3)
推定樹齢 600年(注4)
所在地の地名 新潟県佐渡市徳和(注5)
 〃 3次メッシュコード 5638−63−54
 〃 緯度・経度 北緯37度52分51.1秒
           東経138度25分37.2秒
佐渡市指定天然記念物(1941年3月1日指定)
撮影年月日 2014年10月18日

注1)2013年3月に佐渡市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年調査)による
注3)地上1.3mは私の胸の高さにあたる。一番低い位置の瘤の下すれすれに幹囲を測定したところ、510cmあった
注4)上記案内板による
注5)2004年3月1日、佐渡島内の全市町村が合併して佐渡市誕生。旧行政区は佐渡郡羽茂町





 赤泊港から小佐渡の海岸沿いを北東に2kmほど進んだ所が徳和浜である。
 旧大字名で言うと、徳和と三川の境界付近から内陸に向かう道があり、大椋神社はその道に参道を開いている。
 大椋はてっきり「おおむく」だと思っていたところ、案内板には「おおくらじんじゃ」と読み仮名が振られていた。そういえば、確か小椋佳(おぐらけい)という芸名のシンガー・ソングライターがいた。「椋」は「くら」と読むこともあるのだ。
 石段を登る途中から、正面にこのカヤの姿が見えてくる。存在感のある登場ぶりに心躍る。
 樹姿は、単幹が直立する姿で、幹の下部から出た横枝はみな切ってある。そのため、見慣れたカヤ巨木とは少し違った印象を受ける。
 案内板には「根元幹周4.9m、目通り幹周4.5m」とあった。何年前の測定値か知らないが現況とは大きく異なる。それで実測してみたところ、地上1.3m地点の幹囲が5.1mあった。(根回りは目算で8mを優に超えている)
 幹囲については、1988年の旧環境庁調査値が490cm、2000年フォローアップ調査では500cm。私の実測値とあわせて、ほぼ1年に1cmずつ増加していることになる。(年輪間隔は約1.5mm)
 今も着実に生長しつつあるようだ。
ボタン:新潟県(佐渡)の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る