ページタイトル:大岩のシナノガキ 当サイトのシンボルマーク

画像:大岩のシナノガキ 名称 大岩のシナノガキ (おおいわのしなのがき)
名称の典拠 「新 岡山の巨樹老樹名木」(注1)
樹種 リュウキュウマメガキ(注2)
樹高 11m(注2)
目通り幹囲 2.5m(注2)
推定樹齢 380年(注2)
所在地の地名 岡山県津山市大岩(注3)
 〃 3次メッシュコード 5234−51−50
 〃 緯度・経度 北緯35度08分11.4秒
           東経134度07分33.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年3月25日

注1)岡山県緑化推進協会が2020年7月に刊行
注2)上記「新 岡山の巨樹老樹名木」による
注3)2005年2月28日、津山市に合併。旧行政区は勝田郡勝北町





 陸上自衛隊日本原演習場の北西に聳える広戸仙(ひろどせん、1115m)の南に佛山(ひじりやま、569m)という小山があり、その南麓が大岩である。
 左図のシナノガキが立つのは大岩集落中央付近の一軒の家の庭。
 標題のシナノガキは「信濃柿」の意だが、標準和名ではない。ではどんな標準和名の植物の別名かというと、資料によって異なり、平凡社「日本の野生植物 木本U」ではマメガキとしていて、「新 岡山の巨樹老樹名木」ではリュウキュウマメガキとしている。マメガキそのものでなくマメガキの変種だとしているものもある。いずれにしろ、ごく小さな実をつける柿であることは確かなようだ。
 訪ねた時、ちょうどご主人がご在宅で、見学の許可をいただくとともに、お話も伺うことが出来た。
 まず実について尋ねると、初めは渋いが完熟すると甘くなる。鳥が好んで食べるとのこと。傷みのない落果を拾って干しておくと、乾燥したものは干しぶどうくらいの大きさになり、とても甘いそうである。
 幹に絡みついている蔓は何ですかとの問いには、シノブだとの答え。今は枯れているが、春になると緑を帯び、瑞々しく美しい姿に変わるそうである。
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