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名称 小村神社の牡丹杉
(おむらじんじゃのぼたんすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.4m(注1)
推定樹齢 伝承1000年(注2)
所在地の地名 高知県高岡郡日高村下分字小村
〃 3次メッシュコード 5033−23−41
〃 緯度・経度 北緯33度32分36.5秒
東経133度23分34.6秒
日高村指定天然記念物(1961年指定)
撮影年月日 2010年7月24日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)現地の案内板による
仁淀川の支流日下川(くさかがわ)右岸、国道33号の北に、土佐二宮小村神社が鎮座している。
祭神は国常立命(くにとこたちのみこと)。社伝では、用明天皇2年(587)の勧請と伝える古社だ。国道から続く参道の長さを見ても、多くの信仰を集めていたことが偲ばれる。
牡丹杉と呼ばれる大杉は、本殿の後方。
環境省が示している測定要項通りに測れば、上記データほどには太くないように思われるが、このスギが天然記念物に指定されているのは、太さゆえではない。葉のつき方が変わっているのである。
下部の枝につく葉は普通のスギの葉と変わらないが、上部の枝につく葉は密生して、まるで苔を丸めてくっつけたようだ。牡丹杉の名は、この姿が牡丹の花のようだというのだろう(左下図)。
また、次のような伝説もある。
宝永2年(1705)7月の仁淀川大氾濫の夜と、安政元年(1854)大地震の前夜に、この大杉の梢に霊火が灯った。日露戦争の時もそうだった。そのため、燈明杉と呼ばれることもあるそうである。 |
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