ページタイトル:大川杉 当サイトのシンボルマーク

画像:大川杉 名称 大川杉 (おおかわすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 24m(注2)
目通り幹囲 6.6m(注2)
推定樹齢 450年以上(注2)
所在地の地名 奈良県御所市西佐味(にしさび)
 〃 3次メッシュコード 5135−45−76
 〃 緯度・経度 北緯34度24分08.6秒
           東経135度42分07.6秒
奈良県指定天然記念物(1983年3月15日指定)
撮影年月日 2023年7月27日

注1)2017年3月に奈良県教育委員会が設置
注2)上記案内板による





 京奈和自動車道五條北インターチェンジの北西1.7kmほど、複合扇状地の中ほどに立つ大杉。50mほど西を南北に走る県道261号(西佐味中之線)から樹冠がよく見える。(脇見運転注意)
 御所市商工会のウェブサイト「ようこそ! 神話のふるさと 葛城の道へ」に名前の由来が載っていた。
 要約すると、この地は昔から水が不足気味だったところ、ある夏、日照りが続いて小さな川は干上がり、作物が枯れ始めた。そんな時、村はずれの大きな杉の根方から水が滾々と湧いて流れ出ていた。それで、村人はこの杉を「大川杉」と名付け、お地蔵さんを安置して大切に守った。
 県道から大杉の近くに降りる歩道がある。県道側出入口のところだけ少し広くなっていたので、そこに暫し車を置かせていただいて、大杉を見上げる位置に立った。
 注連縄を巻いた黒々とした幹が力強い。大正の終わり頃(百年ほど前?)双幹の一本を落雷で失ったようだが、樹勢への影響は感じられない。威厳のある姿は当地のランドマークと言ってもよさそうだ。
 まわりの竹が繁茂しすぎ、薮と化しつつあって、幹をはっきり見られないことだけがちょっと残念である。
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