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名称 小木ノ城山のケヤキ
(おぎのじょうやまのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 不明
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 新潟県三島郡出雲崎町相田字横根
〃 3次メッシュコード 5638−15−98
〃 緯度・経度 北緯37度29分58.8秒
東経138度44分01.7秒
新潟県指定天然記念物(1992年3月27日、「小木ノ城山の樹叢」の名称で、山頂付近4956平方メートルを一括指定)
撮影年月日 2019年4月17日
注1)案内板には558cmとあるが、下記のAさんが測定されたところでは、6.1mあったとのこと
三島丘陵の主稜線上のピーク(345m)の一つに、南北朝時代の荻(おぎ)氏の居城跡があり、小木ノ城跡(または小木城跡)と呼ばれている。このピークについても、築城前はどう呼んでいたのか知らないが、現在では小木ノ城山と呼ばれているようだ。
戦闘用の山城であったなら、見通しを悪くするほどに木々が生えていたとも思えないが、今はケヤキ巨木の林である。荻氏の後、(なんらかの経緯があって)城は上杉氏に引き継がれたようだが、景勝(かげかつ)の会津移封に伴って廃された。(平凡社「新潟県の地名」を参考)
ケヤキ巨木を主体とする樹林は、その後、自然に形成されたと私は見ているのだが、実際はどうなのだろう。
このケヤキ林は遠くからも認められたようで、『頂上部の扇形の欅林は、古くから漁業従事者の船の位置や漁場を確認するための「オヤ山」として重要』だったそうである。(案内板による)
三島丘陵の主稜線に沿って、舗装道路が通っている(林道らしいが、積雪期以外は自由に通行可)。城跡はこの道路から少し離れているが、城跡近くに電波塔が出来たこともあって、城跡近くまで脇道が続き、山登りしなくても城跡に達することが出来る。訪ねるのは容易だ。
なお、ケヤキ群のほかに、電波塔横の駐車スペース近くに立つアカイタヤ(3.8m)もなかなか見事である(写真なし)。
これらの巨木については、長岡市在住のAさんから教えていただいた。(感謝) |
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