ページタイトル:小迫白山神社のスギ サイトのシンボル

画像:小迫白山神社のスギ(幹と並ぶ)

画像:小迫白山神社のスギ
名称 小迫白山神社のスギ
    (おばさまはくさんじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 宮城県栗原市金成小迫山神(注2)
 
〃 3次メッシュコード 5841−10−75
 
〃 緯度・経度 北緯38度48分50.1秒
           東経141度03分55.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2008年8月27日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)2005年4月1日、栗原郡内の10町村が大合併して栗原市誕生。旧行政区は栗原郡金成町





 旧金成町役場の北方1.5kmの山中に、小迫の白山神社がある。神社の門前まで舗装道路が通じているので、山中といっても、自動車で簡単に行ける。
 白山神社は国重要無形民俗文化財「小迫の延年」(1979年2月3日指定)の舞台である。
 平泉の藤原泰衡を討って帰還する源頼朝は、戦勝のお礼として、那須与一の故事に倣い、馬上から扇の的を射る野祭を催した。それが、当時行われていた延年の舞と習合して、独特の行事となったという。(境内の案内板より)
 境内には射場が設けられ、また、誇らかに的竹が奉納されていることから、地域の人々がこの延年を重要な行事と位置づけていることがわかる。
 訪問時は、しかし、広い境内に誰もいない。早朝の訪問だったせいもあるだろう。
 境内は良く整備されている。幅の広い参道を奥に向かって進むと、大杉が見えた。
 大杉は、観音堂の石段脇に立っている。
 樹皮の模様は老杉特有の、大ぶりで彫りが深いものだ。それは、このスギだけのものではない。樹形も特別美しいというわけではない。しかし、全体にどことなく整った感じがするのは、折損枝を早めに整理するなど、人が手を加えて、大切に見守ってきたからなのだろう。
 
ボタン:宮城県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る