ページタイトル:小原井のトチノキ 当サイトのシンボル

画像:小原井のトチノキ(幹と並ぶ)

名称 小原井のトチノキ (おばらいのとちのき)
名称の典拠 諸塚村の公式WEBサイトによる
樹種 トチノキ
樹高 32m(注1)
目通り幹囲 6.7m(注1)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 宮崎県東臼杵郡諸塚村七ツ山(小原井)
 〃 3次メッシュコード 4831−61−99
 〃 緯度・経度 北緯32度34分53秒
           東経131度14分37秒
諸塚村指定天然記念物
撮影年月日 2012年7月31日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)「みやざき巨樹百選」の案内板による





 国道503号を五ヶ瀬方面に向かう。宮の元ダム上流で国道と別れ、左に折れて小原井川の谷を西に向かうと小原井集落に至る。
 小原井のもう一つ奥の集落は猟師薮(りょうしやぶ)。水田もあることはあるが、猟師薮の集落名からも分かるように、このあたりに住む人は、かつては山仕事をして生計を立てていたのだろう。
 小原井には、昭和の途中まで、山から伐りだした木を食器などに加工して出荷する木地師たちがいたようだ。その後は、シイタケ栽培が盛んになったらしい。
 小原井神社の境内に、「上小原井のあゆみ」と題する石碑があった。終戦の年(1945)から昭和57年(1982)までの主な出来事が記されている。20戸ほどの小集落の歴史である。
 拾い読みすると、電灯がついたのは1947年度。その年、自動車が通行可能な道路も開通した。1958年度に簡易水道が引かれ、1963年度にはテレビも見られるようになった。1966年度には、村から茅葺き屋根がなくなり、1981年度には道路が舗装された。その間、移民としてブラジルに渡った人も出た。
 シイタケについては、1947年に種駒を使った人工栽培が始ったようだ。その後、1982年までの35年間に、全国品評会で農林大臣賞を得た農家が2戸も出た。すばらしい成績である。
 農林大臣賞はともかく、集落の歩みについては、ほかの地域でも、似たようなものと思われる。「戦後」の変化のスピードには目が眩むほどだ。
 小原井神社の参道の途中に立つこのトチノキも、見てきた数百年間を顧みて、私に同感してくれるのではないだろうか。
 
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