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名称 如来寺のイチョウ (にょらいじのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 22m(注1)
目通り幹囲 5.2m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 宮城県大崎市岩出山池月上一栗(注2)
〃 3次メッシュコード 5840−06−47
〃 緯度・経度 北緯38度42分22.9秒
東経140度50分41.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2008年8月27日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)2006年3月31日、1市6町が合併して大崎市誕生。旧行政区は玉造郡岩出山町
JR池月駅の東南東1kmほどの山裾に、臨済宗岩上山如来寺がある。
旧岩出山町は、町内の名所旧跡を題材に「いろはかるた」のようなものを作り、それを巡る周遊コースを選定した。観光客誘致作戦の一つでもあり、また町民から、もっと自分の町に目を向けてもらいたいということなのだろう。
如来寺のところには「臨済宗如来寺は虎哉禅師が再興し」と記した柱が立てられている。
虎哉(こさい)禅師は、快川紹喜(かいせんじょうき)に師事し、のち嫡子政宗の教育のため、父伊達輝宗に招かれた名僧である。師の快川は、甲斐の恵林寺で信長勢の焼き討ちにあい、「心頭滅却すれば火もまた涼し」の言葉を残して悠然と死に臨んだことで有名である。虎哉も師に劣らぬ傑僧だったようだ。町民も鼻が高いことだろう。
現在の如来寺は、いかにも現代風にからっとしている。まるで小公園のような設えだ。
大イチョウは、正面の石段を登りきった脇。
大枝をみな伐られ、丸太ん棒のような姿である。 |
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